いじめられて泣いた「なおちゃん」
絵本『あなたが引っ込み思案だからいけないのよ』が10月1日に発行になります。初めての自費出版です。
主人公は「なおちゃん」。 「なおちゃん」は、どうしてか理由がわからないままにいじめを受けて、しだいにひとりぼっちになっていきます。お母さんが「負けてはダメ!」と励ましてくれるのですが、友達のいない日々はとても辛く悲しいものでした。
ある日、担任の先生に呼び出され、思いもかけない言葉をかけられます。そして、「なおちゃん」は・・・。
私はこの本を通して、いじめは100%している方が悪いのであって、「いじめられる側にも問題がある」ということはあり得ないということと同時に、いじめは「耐えるもの」「負けずに頑張り続けるもの」では決してないということを訴えたいと思いました。
いじめそのものが間違いで、人として許されない行為であるのに、それを受けている人が、そのことに耐えたり、負けずに頑張ったりしなければならないなどということはあり得ないことです。
絵本の中の「なおちゃん」は、担任の先生や学校に助けてもらえなかったけれど、「お友達に助けてもらえて最終的によかったね、なおちゃんがよくがんばったから。」というふうに決して読んでほしくないという思いで書きました。 「これでいいの?」と警鐘を鳴らすことができたらという思いで書きました。
その気持ちを汲み取っていただくことができたら、とても幸せです。
( 絵本『あなたが引っ込み思案だからいけないのよ』一粒書房 2019.10.1発行 )
- 2019.09.10 Tuesday
- -
- 22:47
- comments(0)
- -
- by haluprimula